21日、4歳以上の古馬によって行われる香港ダービー(香G1、芝2000m)が、シャティン競馬場で開催され、A.クルーズ厩舎のラッキーオーナーズ Luckys Owners(牡5、父デインヒル)が快勝した。

　ラッキーオーナーズは、昨年の香港マイル(香G1)でローエングリン(3着)とアドマイヤマックス(4着)ら日本勢を相手に差し切り勝ち。前走は2月に行われた香港クラシックマイル(香G1)で2着となっていた。香港国際競走の勝ち馬が香港ダービーに勝ったのは、ラッキーオーナーズが初めて。

　また、同日行われたチェマンズトロフィー(香G2、1600m)は、昨年の香港ダービー覇者エレガントファッション Elegant Fashion(牝5、父Danewin)が残り200mで先頭に立ち、半馬身差でゴール。約4ヶ月ぶりに勝ち星をあげた。

　昨年の香港C(香G1)でファルブラヴの3着と好走したエレガントファッションは、1月の香港三冠レース第一弾・スチュワーズC(香G1)で5着に敗れた後、前走の香港ゴールドC(香G1)で2着となっていた。

　ラッキーオーナーズ、エレガントファッションの次走は共に、4月25日のG1クイーンエリザベス2世C(香G1)を予定で順調に行けば、新旧香港ダービー馬の対決が実現する。ちなみにエレガントファッションは、昨年の同レースでエイシンプレストンの2着だった。