エイシンフラッシュが栗東CWで復調をアピールだ。先行する
トランソニック(5歳500万下)を目標にゆっくりスタート。直線で内に入り馬体を合わせる。懸命に食い下がる相手に対し、ほとんど手綱は持ったまま。楽々かわし、6F86.1-39.7-12.1秒のタイムで余裕の先着を決めた。
美浦から駆けつけた内田博は成長を感じ取っていた。「以前はムキになって走るところがあったが、力みがなく
リラックスして走っていた。秋に比べると体の張りとかあるし、大きく見えるね」。たくましさを増したパートナーに目を細めた。
有馬記念7着後は、放牧を挟んで立て直した。藤原英師は「(昨秋はレースの)日程に合わせていたし、しんどかったのでは。ゆっくりと馬もつくれたし、いい休養期間になったと思う。いいよ」と仕上がりの良さを口にした。
同期の
ヴィクトワールピサが、ドバイワールドCで世界の頂点に立った。指揮官は「いい励みになるし、いい結果を出したい」と意気込めば、主戦も「一緒に戦うときも来るだろうし、またいい競馬を見せたい」とラ
イバル意識をのぞかせた。
「天皇賞は行かないと思うが、まずは今回の結果を見て」と藤原英師。春の大目標、宝塚記念(6月26日・阪神)へ向けて、充電を終えたダービー馬が復権を賭ける。
提供:デイリースポーツ