「第29回ニュージーランドT・GII」(芝1600m)は9日、阪神12Rに18頭で争われ、先行した12番人気の
エイシンオスマンが直線半ばで抜け出すと、後続の追い上げをきっちり封じ、重賞初Vを飾った。勝ちタイムは1分34秒5。1馬身1/4差の2着は7番人気の
エーシンジャッカル、さらに鼻差の3着には1番人気の
グランプリボスが入った。なお、上位3頭にはNHKマイルCの優先出走券が与えられる。
テン乗りだった幸は「直線では“こらえてくれ”と思ったが、手応えには十分に余裕があったし、思っていた以上に強かった」と会心のVに白い歯をのぞかせた。
昨年の
ブリーズアップセールで、最高額となる3150万円で落札されたJRA育成馬。前走のス
プリングSでは5着に終わったが「千八でも折り合いがついていたし、距離が短くなるのは面白いと思っていた」と松永昌師は満足げな表情を浮かべる。NHKマイルC(5月8日・東京)に向けても「目方は変わらないが、実が入ってきた感じ。本番が楽しみ」と期待感に胸を膨らませた。
提供:デイリースポーツ