28日、中山競馬場で行われたマーチS(G3、ダート1800m)は、松永幹夫騎手騎乗の4番人気アンドゥオール(牡5、栗東・長浜博之厩舎)が、道中は中団で待機し直線逃げ粘る1番人気のプリサイスマシーンを豪快に差し切って優勝。勝ち時計は1分53秒0(良)。1.1/4馬身差の2着にプリサイスマシーン、3着には8番人気アグネスアラシが入った。
アンドゥオールは父ブライアンズタイム、母は93年のローズS(G2)を制したスターバレリーナ(その父Risen Star)という良血馬で、半姉には01年中日新聞杯(G3)を制したグランパドドゥ(父フジキセキ)がいる。今回重賞初挑戦で見事に勝利を飾った。通算16戦7勝。鞍上の松永幹夫騎手は、ブレイクタイムで制した昨年の京成杯(G3)以来の重賞勝利で重賞47勝目。管理する長浜博之調教師は母スターバレリーナ、半姉グランパドドゥも管理しており親子2代、そして姉弟での重賞勝利となった。