JRA主催の「2011年ブリーズアップセール」が25日、中山競馬場で行われた。

　最高価格はレディビーナスの09(牡、父フジキセキ)。“シシャモ”の冠名で知られる大野満氏が2835万円(税込み、以下全て税込み)で競り落とした。昨年のエイシンオスマン(11年ニュージーランドT優勝)に続き、2年連続で同セール最高価格馬を預かることになった栗東の松永昌師は「血統がいいし、馬っぷりが良かった。北海道でのデビューになると思う」と話した。

　落札額2番目はマンデームスメの09(牡、父クロフネ)で、“メイショウ”の松本好雄氏が2730万円で購入。「(東日本大震災で)こういう時だから、少しでも活気が出るように参加した」と松本氏。美浦の小島太厩舎へ入厩予定。牝馬の最高額もフジキセキ産駒で、アルカイックレディの09が2100万円。注目の新種牡馬ではアドマイヤムーン、ダイワメジャーの子を“バローズ”の猪熊広次氏が、それぞれ2153万円、1334万円で購入した。

　昨年よりも6頭多い79頭が上場され、76頭が売却された。震災の影響もあり、売却総額は昨年を約1億3000万円下回る、5億9987万円となった。

提供：デイリースポーツ