リアルインパクトは、先週に続いて内田博を背に美浦Wへ。
リバティバランス(4歳1600万下)、
サイオン(5歳1600万下)を前に最後方から。5馬身ほどの差を徐々に詰め、仕掛けに鋭く反応すると、内からあっさり2馬身抜け出した。5F66.1-36.5-11.9秒と切れも秀逸だ。「息遣いが良くなっている。力んでない走りで精神面もいいね。うん、先週よりいいよ」とジョッキーはうなずいた。
前走の敗因は急仕上げと輸送による馬体減。「今回は東京。それに負荷も強めてきました。メニュー通りに進めたという点では自信を持っています。ここが春の大目標ですから」と橋本助手は胸を張る。状態が戻ったとなれば、朝日杯FS2着の実績が黙っていない。
不安を払しょくした。皐月賞8着の
エイシンオスマンは栗東坂路を単走で追われた。馬なりながらもパワフルに登坂し、4F52.0-38.6-12.7秒。中1週でも疲れは感じられない。「時計は少し速かったが、仕掛けていない。馬体も回復しているので、これだけやれるのだろう。行く馬もいるので折り合いはつく」と松永昌師は距離短縮を歓迎する。
提供:デイリースポーツ