連覇を狙う
ショウワモダンが、この一戦に勝負をかける。勝利から遠ざかること1年。不振が続くディフェンディングチャンピオンに、杉浦師も「いいころのうるささは見られるし、具合もいいんだけど…」と敗因をつかみ切れていない様子だ。そこで今回は秘策を引っ提げて大舞台へ臨む。
前走の京王杯SCは好位からレースを進めながら、しまいまで粘れず14着。「気が入り過ぎて、一気に走ってしまった」と振り返るように、レースに集中できていなかった。そこで今回からメンコの着用を復活させる。必要ないということで外した経緯はあったが、カンフル剤として再度、着用する。
もうひとつは蹄鉄だ。昨年の安田記念で使用したトゥアウターを装着する。脚元に負担をかけるということで使用を避けていたが、今回はゲンのいい蹄鉄で挑む予定だ。グリップ力を高める効果があり、速い時計への対応を可能にする。「使おうと思っている」と指揮官。やれることは全てやる構えでいる。
過去10年で1番人気は1勝と、荒れるGIの代名詞になりつつある安田記念。昨年は8番人気で勝利をつかんだ
ショウワモダンが、今年も波乱を演出する。
提供:デイリースポーツ