エアグルーヴの2010、1歳史上最高価格3億6000万で落札

2011年07月12日 12:02

 2日間にわたって開催される「セレクトセール2011」が11日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで開幕した。初日の1歳セリでは、父にディープインパクトを持つ「エアグルーヴの10」が登場し、1歳としては史上最高価格の3億6000万円でグローブエクワインマネージメント(有)が落札した。また、「マイケイティーズの10」は“トーセン”の島川隆哉氏が2億6000万円で落札。億超えは2頭だった。12日はディープインパクトの弟「ウインドインハーヘアの11」(父ネオユニヴァース)も登場する当歳セリが行われる。

 50番目に登場した「エアグルーヴの10」。父にディープインパクトを配した“超”良血牝馬は、8000万円からという、破格のお代でスタートした。

 1000万円単位で上がり、アッという間に2億、そして3億…。ここで(有)エクリプスマネージメントが断念。最後はグローブエクワインマネージメント(有)が、“トーセン”の島川隆哉氏を競り落とした。落札価格3億6000万円は、1歳馬としては07年アドマイヤコブラの2億5000万円を上回る史上最高価格で、ディープ産駒としても歴代No.1。当歳を含めても史上3番目の値をつけた。

 年々、高額落札馬が減るなかで久々に登場した超大物。代表の多田信尊氏は「エレガントな雰囲気で血統、馬体、全てを兼ね備えている。予算どうこうではなく、この馬の価値が価格より上だった。この血統はなかなかノーザンFから出ない、門外不出だからね」と満面の笑みを浮かべた。

 今回は繁殖生活まで見据えて投資を決断。「牝馬だからこの値段までいったというのもある。10年、20年先も大事な馬」と話す。オーナー名義については「2人で持つことは決まっている。競馬の時に発表します。楽しみに待っていて下さい」と名言を避けた。「競馬界の盛り上げに貢献したい」。日本の競馬界が誇る超良血馬のデビューが待ち遠しい。

提供:デイリースポーツ

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