29日、札幌競馬場で行われた第41回赤レンガ記念(ダート1700m、1着賞金200万円)は、昨年9月の札幌日経OP(芝2600m)以来の実戦となった、齊藤正弘騎手騎乗の3番人気ツギタテヒカリ(牡7、北海道・米川伸也厩舎)が、2着2番人気ライトクラウンに1馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分48秒3(良)。圧倒的1番人気(単勝140円)のビックネイチャーは3着に終わった。
勝ったツギタテヒカリは父サクラチヨノオー、母ツギタテヤマビコ(その父ランドギフト)という血統で、伯父は88年中日新聞杯(G3)を制したトキノオリエント(父ランドギフト)。重賞は02年瑞穂賞以来の2勝目。昨年夏には中央の芝レースに出走し、巴賞(OP)では勝ったウインシュナイト(牡6、美浦・藤沢和雄厩舎)から0.2秒差の4着、札幌日経OPではのちにアルゼンチン共和国杯(G2)で2着に入るナチュラルナイン(牡4、船橋・川島正行厩舎)から0.1秒差の2着と好走していた。通算61戦17勝(中央6戦0勝)。
同レースには元JRA勢が数多く出走しており、2着ライトクラウン(牡9、北海道・田中正二厩舎)以外に、98年ダービーGP(交流G1)を制したナリタホマレ(牡9、北海道・若松平厩舎)は5番人気で7着に、98年ホープフルS(OP)を制し翌年の皐月賞(G1、14着)、NHKマイルC(G1、7着)に出走したトウカイダンディー(セン8、北海道・田中正二厩舎)は9番人気で10着に終わった。さらに、シンコウリーダー(セン11、北海道・若松平厩舎)は6番人気で5着に、デルマキングオー(牡10・北海道・林正夫厩舎)は8番人気で6着に終わった。