新種牡馬アドマイヤムーン産駒のファインチョイスは、函館Wで抜群の最終追いを披露した。ユキノミラクル(3歳未勝利)を先行させ、ラストは余裕の手応えで4馬身先着。5F68秒2-38秒3-12秒3をマークした。
騎乗した上村は「軽く仕掛けた程度だったが、すごい反応だった。前回の競馬を見ていたが、イメージ通りの走る馬という感じだね」と好感触を口にする。前回のデビュー戦で騎乗した岩田が、今回は新潟へ参戦するため、その手綱が回ってきた。「いいチャンスをもらったので大事に乗りたい」と力が入る。きれいなフットワークは、名前通り“逸品”にふさわしいもの。父が新馬戦を勝った思い出の地で、タイトル奪取を狙う。
ラベンダー賞では2位入線しながらも、スタート直後の斜行で11着に降着となったナイスヘイロー。函館Wでの併せ馬では5F66秒9-38秒4-12秒6。サドンストーム(2歳未勝利)に1馬身遅れたが、池添は「相手が動く馬で遅れたが、感触は悪くなかった」と気にしていない。「乗り味がいい馬で調教に乗って楽しみになった」と期待感を膨らませていた。
提供:デイリースポーツ