2日、東京競馬場で行われたオークスへの最終トライアル、スイートピーS(牝OP・芝1800m)は、田中勝春騎手騎乗の7番人気ウイングレット(牝3、美浦・宗像義忠厩舎)が、道中2番手から直線早めに抜け出すと、外から追い込んできたギミーシェルターを3/4馬身凌ぎ優勝した。勝ちタイムは1分46秒5(良)。上位2頭にはオークス(G1・芝2400m)の優先出走権が与えられた。3着は10番人気ヒシシンエイ。
勝ったウイングレットは、父タイキシャトル、母は97年の同レースを制し、同年の阪神牝馬特別(G2)を制したエアウイングス(その父サンデーサイレンス)で、ちなみに母はオークスではメジロドーベルの10着に終わっている。本馬は昨年7月に新潟でデビュー(7着)し、2戦目(芝1200m)で初勝利。続く新潟2歳S(G3)では2戦のキャリアながら2番人気に支持され、ダイワバンディットの2着に好走した。その後、骨折が判明し休養入り、8ヶ月振りの実戦となったこのレースで鮮やかな復活を果たした。通算4戦2勝。