評判馬が集った阪神開幕週のマイル戦を勝ち上がったダローネガ。父ダイワメジャーから受け継いだセンスの高さを見せつけた。佐々木師は「前走はかなりレベルの高いレースだったはず。2着馬はその後のレースで圧勝していたしね。そこをまだポチャポチャの体で勝ったんだから」と評価も高い。前走後はすぐにこのレースを目標に定めて入念に調整。「1回叩いてよくなったよ。いくらか体も成長したしね」と目を細める。
1週前追い切りは、栗東坂路で4F52秒4-38秒4-12秒4をマーク。師も「いいね。き甲がだいぶ抜けてきたし、前走よりはるかにいい」と絶賛した。2か月ぶりの一戦&初の輸送と克服すべき課題はあるが「新潟の直線が長いのはいいね。らしさが出せる。チャンスだと思う」と気合い十分。GI5勝の偉大な父に初重賞Vをプレゼントする。
同じ舞台の新馬戦を快勝したクリッピングエリア。姉のウイングレットは03年新潟2歳Sで2着。エオリアンハープも新潟外回りで4勝を挙げるなど、新潟での活躍が目立つ一族だ。1週前追い切りでは、美浦坂路で4F53秒9-12秒6(馬なり)をマーク。馬体が絞れて動きに素軽さが増してきた。宗像師は「実戦を使って体つきは良くなっているし、気性面では落ち着きが出てきた。初戦はかりかりするようなところがあっただけに、いい傾向だと思っている。前走は最後にいい脚を使ってくれたし、あのような競馬ができれば」と手応えをつかんでいた。
提供:デイリースポーツ