好位を追走した8番人気の伏兵ベルモントレーサー(牡、父スパイキュール、美浦・鈴木伸)が手応え良く4角で先頭に並びかけると、力強く抜け出し、1馬身半差で初陣を飾った。勝ちタイムは1分48秒4。激しい2着争いは長い写真判定の末、同着に。中団やや前からしぶとく伸びた1番人気のフェアリーロンドを、後方から脚を伸ばした10番人気のカアチャンコワイが追い詰め、鼻面を並べたところがゴールだった。
「ケイコでの乗り味が良くて、走りそうな雰囲気を感じていた。抜け出して物見をしたけど、よくしのいでくれた」と津村。近親には交流重賞で善戦歴のある名古屋公営のキングスゾーンが名を連ね、砂戦線が活躍の場となりそうだ。
提供:デイリースポーツ