エーシンヴァーゴウがシリーズ王者に/セントウルS

2011年09月12日 12:00

内を急襲したラッキーナイン(左)を頭差抑えたエーシンヴァーゴウ(左から2頭目)

 サマースプリントシリーズ最終戦「第25回セントウルS・GII」(芝1200m)は11日、阪神11Rに15頭で争われ、2番手をスムーズに追走した2番人気のエーシンヴァーゴウが、直線の叩き合いから頭差抜け出しV。2つ目の重賞タイトルを奪取するとともに、逆転でのサマースプリントシリーズ・チャンピオンに輝いた。勝ちタイムは1分8秒5。2着は5番人気の香港馬ラッキーナイン。1番人気のダッシャーゴーゴーはいったん先頭に躍り出る勢いだったが、ゴール前でひと伸びを欠き3着に終わった。

 外国馬も牡馬相手も関係なかった。夏の上がり馬が、強豪相手に進化した姿を見せつけた。田辺は「必死でした。外からこられて向こうの(ダッシャーゴーゴー)方が脚がある感じでしたが、最後にもうひと伸びしてくれました」と、パートナーの頑張りをたたえた。

 滞在中のアメリカで愛馬の朗報を聞いた小崎師も「逆転するには勝つしかなかったので分が悪いと思っていたが、この夏はチャンピオンを狙っていたので非常にうれしいです」と喜びの声。次戦については「帰国して馬の状態を見てから考えたい」としたが、今の充実ぶりを考えればスプリンターズS(10月2日・中山)へ進む公算が高い。

 馬名の由来は冠名+おとめ座を意味する『Virgo(ヴァーゴウ)』。その名の通り9月の仁川でまばゆい光りを放った“夏の短距離女王”が、勢いに乗って今度はスプリント界のチャンピオンを目指す。

提供:デイリースポーツ

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