ショウナンパルフェがひと夏越しての精神、肉体両面の成長をアピールした。最終追いは美浦P。直線で鞍上が軽く促すと、先行させた僚馬2頭を一気に抜き去り先頭へ。残り100mからは楽な手応えのまま、食らいついてきたタイセイダンサー(5歳1000万下)にも、楽々と2馬身差をつけてゴール。5F63秒9-11秒9をマークした。この動きに二ノ宮師の言葉も弾む。「先週速いところをやったのでしまいだけ。それにしても、反応が良かったな。本当に順調にきたよ」と、仕上げに文句なしの合格点を与えた。
前走のラジオNIKKEI賞はスタート後の不利で9着に敗れたが、青葉賞、ダービーでの走りからも実力は十分。「馬体は上にも伸びたし幅も出た。精神面も成長してほしいな、と思っていた通りになってきた」。万全の態勢で迎える秋初戦。その成長ぶりを見せつけたい。
迫力満点だ。ダービー3着以来となるベルシャザールは、栗東坂路でタニノネグローニ(5歳500万下)との併せ馬で4F55秒6-39秒6-12秒3。巨体を弾ませて、余力十分に追走並入を果たした。2週連続で騎乗した安藤勝は「競馬に行ってみないと分からない面はあるが、春に比べて調教の動きは随分と良くなっているよ」と成長に目を細めた。
提供:デイリースポーツ