昨年のダービー馬エイシンフラッシュが、天皇賞・秋で久々のGIタイトルを狙う。春は3戦して(3)(2)(3)着と惜敗続き。特に天皇賞・春では、淀3200mの長丁場を克服して力強く伸びたが、勝ったヒルノダムールから半馬身差の2着と悔しい思いをした。担当の久保助手は「距離的にもコース的にも、今回の方が合っている」と巻き返しへ向けて闘志を燃やす。
19日の1週前追い切りは栗東CWで僚馬フィニステール(7歳1600万下)と併せ馬。半馬身遅れたが、軽快な脚さばきで6F81秒4-38秒9-11秒9と好時計を記録した。23日にもロードアリエス(6歳1600万下)に、5F70秒4-38秒9-12秒8で1馬身先着。「ラスト3Fをサッと伸ばした。結構攻めてきている」と力を込める。藤原英師も「休み明けの分どうかやけど、いい競馬はすると思う」と期待は大きい。ダービーで見せた上がり3F32秒7の豪脚よ再び。春の忘れ物を取りに、世代の頂点に立った府中に挑む。
2月の京都記念2着以来となるメイショウベルーガは、水曜に追い切ってから出否を決定する。火曜朝は栗東坂路を1本駆け上がる微調整。「休養期間が長いからね。ここまで無事には調整ができているが、追って馬がどんな気合になるのか。その様子を見たい」と池添師。もし同馬が回避すれば、出走馬決定順位で次点のレッドディザイアが繰り上がりとなる。
提供:デイリースポーツ