21日、大井競馬場で行われた東京プリンセス賞(3歳牝、南関東G1・ダート1800m、1着賞金2500万円)は、今野忠成騎手騎乗の1番人気ブルーロバリー(牝3、川崎・足立勝久厩舎)が、好スタートからハナに立つと、持ったままの手応えで直線に入り、外から追い込んだ4番人気アイチャンルックに8馬身差を付けて逃げ切った。勝ちタイムは1分55秒5(重)。3着は好位追走の5番人気キャニオンドリーム。2番人気カネマサヴィーナスは8着、3番人気ラヴリーズンは11着に終わった。
勝ったブルーロバリーは、父カコイーシーズ、母スプレッドブレイヴ(その父ジェイドロバリー)という血統で、近親には種牡馬ダンスオブライフ(父Nijinsky)がいる。
デビューから5戦3勝で迎えた、昨年末の東京2歳優駿牝馬(南関東G1)では6番人気ながら、ビービーバーニング(牝3、川崎・武井栄一厩舎)の2着に好走。今年初戦の桃花賞で初重賞制覇を飾ったが、前走の桜花賞(南関東G1)では、11頭立ての10着に大敗していた。今回は、連を外したことのない大井コースで見事に復活した。通算9戦5勝(重賞2勝)。鞍上の今野忠成騎手は同レース初制覇、管理する足立勝久調教師は昨年のディーエスメイドンに続き2勝目。