裂蹄のため、6月6日に東京競馬場で行われる安田記念(G1・芝1600m)への出走回避を発表していた、昨年の最優秀短距離馬デュランダル(牡5、栗東・坂口正大厩舎)が、一転して同レースに出走する運びとなった。
裂蹄の症状を持ちながら、97年ベルモントS(米G1・ダート12f)を制したタッチゴールド Touch Gold(父Deputy Minister)の治療に当たっていたスペシャリストを、米国から日本に呼び寄せ、デュランダルに治療を施していた。
デュランダルは父サンデーサイレンス、母サワヤカプリンセス(その父ノーザンテースト)という血統。昨年のスプリンターズS(G1・芝1200m)で、サンデーサイレンス×ノーザンテーストの血統としては初のG1制覇を飾り、続くマイルチャンピオンS(G1・芝1600m)も制覇し、昨年の最優秀短距離馬に輝いた。前走の高松宮記念(G1・芝1200m)でも、休み明けながら2着に入っている。