シンコウキング産駒サムザップがV/香港Cトライアル(提供:土屋真光)
現地時間20日、香港・沙田競馬場で行われた香港カップ(12月11日 香G1)の前哨戦、香港ジョッキークラブカップ(3歳上、香G2・芝2000m、12頭立て)は、ブレット・プレブル騎手騎乗の単勝6.85倍で3番人気のサムザップ(セン7)が最後方追走から、先に抜け出した7番人気のピュアチャンピオン(牡4)と2番人気のイリアン(セン5)をゴール寸前でまとめて交わして勝利した。勝ちタイムは2分01秒61。1番人気のカリフォルニアメモリー(セン5)は道中はいつもよりも前めの中団やや後方でレースを進めたが、勝負どころで内で包まれ、直線でも前が開かずに脚を余して4着に破れた。
サムザップは通算31戦7勝、07年にニュージーランドでデビューし8戦3勝の戦績を残して08年に香港に移籍。4歳時に香港クラシックマイル(香LG1)を勝つなど重賞は3勝目。その他に4度の地元G1での2着がある。今年の安田記念に来日(11着)。父は日本で現役時代を過ごし、97年の高松宮杯(GI・当時)を制したシンコウキング。本番は香港ヴァーズに駒を進める予定だが、「相手関係を考慮しながら検討する」とC.ファウンズ調教師。
【勝ち馬プロフィール】
◆サムザップ(中文名・自由好/セン7)
父:シンコウキング
母:Regelle
母父:Exploding Prospect
厩舎:香港・C.ファウンズ
主な勝ち鞍:香港クラシックマイル(香LG1)、シャティントロフィー(香LG3)
(※年齢表記は生産国に準じる)