現地時間5日、英国・
エプソム競馬場で行われた英ダービー(英G1・12f)は、K.ファロン騎手騎乗の1番人気ノースライト North Light(牡3、英・M.
スタウト厩舎)が優勝。勝ちタイムは2分33秒72(良)。1.1/2馬身差の2着にルールオブロウ Rule Of Law、アタマ差3着にレットザ
ライオンロアー Let The Lion Roarが入り、1〜3着まで前哨戦のダンテSと同じ結果になった。
パーカッショニスト Percussionistが4着。仏2000ギニー馬アメリ
カンポスト
American Postが6着、L.デットーリ騎手騎乗でノースライトと1番人気を分け合ったスノーリッジ Snow Ridgeは7着に終わった。
勝ったノースライトは父が日本でも種牡馬生活を送ったことのある名種牡馬デインヒル、母は92年のカドラン賞(仏G1・芝4000m)でドラムタップス Drum Tapsを破った
Sought Out(その父Rainbow Quest)という血統のアイルランド産馬。昨年8月、英国・サンダウン競馬場のメイドン(芝7f)でデビューし2着に敗れたが、グッドウッド競馬場の2戦目(芝8f)で初勝利。今年5月4日のダンテS(英G2・芝10f)で復帰し、今回2着のルールオブロウに1/2馬身差を付け、重賞初勝利をあげていた。通算成績は4戦3勝。
鞍上のK.ファロン騎手は99年のオース、03年の
クリスキン Kris Kinに続き2年連続3回目の英ダービー制覇。英ダービー連覇は79年
トロイ Troy、80年ヘンビット HenbitのW.カーソン騎手以来24年ぶり。前日の英オークス(ウイジャボード
Ouija Board)に続くクラシック制覇で、99年(ダービー=オース、オークス=ラムルマ Ramuruma)以来自身2度目の快挙。
管理するM.
スタウト調教師にとっても
クリスキンに続く連覇で、81年シャーガー Shergar、86年シャーラスタニを加え通算4勝目の英ダービー制覇となった。