古豪健在だ。10年の覇者で11年も3着に好走したライブコンサートが、栗東CWで併せ馬。4角で馬体を外に並べて、直線の競り合いでは粘る相手を首差でねじ伏せた。時計も6F79.5-37.1-11.9秒と文句ない。「年齢を感じさせない動きだったね。結果の出ている条件だし、ロスなく立ち回って、うまく抜け出すことができれば」と白井師はイメージする。
10年小倉大賞典以来、1年11か月ぶりのVを狙うオースミスパークは川島が手綱を取り、栗東坂路で4F50.5-37.0-12.7秒の好時計だ。南井師は「時計の出やすい馬場だが、それでも速いね。最後はもたれていたが、前半は押さえが利いていたし、動きは悪くない。中日新聞杯(17着)はうまく乗ってもらったが、距離が長かったみたい」と反撃を見据える。
ガラリと一変した。阪神Cで16着に敗れたタマモナイスプレイは、栗東坂路で渡辺を背に一杯に追われ、4F52.3。ラスト1Fはエラーだったが、12秒前半の切れのある走りでウインオーラム(2歳未勝利)に半馬身先着した。「馬場状態は違うが、前走時はこの時計が出なかった。馬は元気だし、使ったことで変わってくると思う」と南井師は変身を期待する。
提供:デイリースポーツ