デビュー戦からエンジン全開だ。土曜京都6R(芝1600m、牝馬限定)に出走する
アドマイヤキュート(父キングカメハメハ)は、その名に似合わず実にパワフルな走りをする。牝馬らしい430キロほどの体つきでも、上質な筋肉に覆われている。
4日には岩田が騎乗して、栗東DPで6F81秒0-38秒2-11秒9をマークした。ひと追いごとに上昇する姿に、友道師も目を細める。「水準以上の動きを見せている。気性も前向きだし、そういう意味では新馬向きかな」と初戦から楽しみにする。
一つ上の半兄は朝日杯FS、NHKマイルCとGI2勝を挙げ、世代のマイル王に輝く
グランプリボス。それだけに血統的にも期待は膨らむ。「兄(
ミステリーゲスト=3勝)もうちの厩舎にいたが、こんなにがっちりしていなかったね。
スピードはあるけど、折り合いもつくタイプで乗りやすいと思う。現状では2000mぐらいまでが合いそうだが、成長次第で距離はこなせるようになってくるのでは」と将来性を感じさせる。クラシックを目指し、まずは好スタートを切る。
提供:デイリースポーツ