新馬戦出走予定馬と中間調教/栗東トレセンニュース

2012年01月20日 12:00

スムーズなダッシュを見せたマルカリョウマ(撮影:井内利彰)

 今週で1回中山、1回京都が終了し、新馬戦も終盤。2回京都開幕週では、初日にダート1200m、2日目に芝2000mが行われるが、ここでは出走予定馬と各馬の中間調教を報告したい。

1月28日 京都ダート1200m

タガノバベル(小原伊佐美厩舎)/池添謙一騎手
ティンギー(松永幹夫厩舎)
ベルラピエル(中尾秀正厩舎)/安部幸夫騎手
マルカリョウマ(増本豊厩舎)/武豊騎手
ミルキーウェイ(清水出美厩舎)

 注目は1月18日の坂路で4F52.2秒を出したタガノバベル。ラスト1Fも13.1秒とバテておらず「乗り手の話ではまだ余力が残っていたとのこと。一杯に追えば、51秒台が出てたんじゃないかな」と小原伊佐美調教師。

 マルカリョウマは1月18日のCWで新馬メイショウインロウを追走して同入。6F81.2秒は調教馬場閉場寸前の荒れた馬場状態を考えれば上々。1月20日にはゲートから出して、スムーズなダッシュを見せている。

 ミルキーウェイは普段の調教でテンから行く面を解消できず、芝1600mの予定から方向転換。CWでは常に最初の1Fが11秒台だったので、スタートダッシュはこの馬が一番だろう。前半のリードで最後まで押し切れるかどうかが鍵になりそう。

1月29日 京都芝2000m

サクラヴィクトリー(羽月友彦厩舎)/藤岡佑介騎手
レッドキングダム(松永幹夫厩舎)/四位洋文騎手
ロードアクレイム(藤原英昭厩舎)/川田将雅騎手

 母が2001年オークスを制しているロードアクレイムは調教での動きが抜群。1月18日のCWでは古馬メイショウクロオビを追走して最後は半馬身ほど先着。6F82.7秒は水準的な時計だが、ラスト1F11.8秒の伸びが目立っている。

 サクラヴィクトリーの母は2002年関東オークスを制し、同年秋華賞でファインモーションの2着の実績を残した馬。1月19日のCWでは古馬サクラシャイニーに先行し、迫ってくる相手をゴール前で突き放して先着。6F86.0秒と全体時計は遅いが、追われてからラスト1F11.8秒の伸びは上々。ただ「動きはいいんですが、指示通りに動かなかったり、1頭になると気を抜いたりする若さが課題ですね」と羽月友彦調教師。追われるごとにしっかりした走りが印象的で、来週の最終追い切りでは更に良化しているはず。

 レッドキングダムは1月18日の坂路で4F55.4秒。時計は遅いが「併せたワンサイドゲーム(新馬)に遅れてしまいましたが、フットワークの大きな馬で坂路は苦手かも知れません。馬場の悪い時間帯でもあったので、時計や動きはあまり気にしていません。レースに行けば、しっかり走ってくれると思いますよ」と松永幹夫調教師。最終追い切りはCWで行われるとのこと。(取材:井内利彰)

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