共同通信杯・コスモオオゾラ情報など/美浦トレセンニュース

2012年02月08日 18:00

共同通信杯に出走するコスモオオゾラ(撮影:佐々木祥恵)

 2月12日(日)の東京11R・共同通信杯(GIII)に出走するコスモオオゾラ(牡3)が、坂路コースでで追い切りを行った。

 追い切り後、管理する高橋義博調教師は「前走の葉牡丹賞(1着)は、馬場が悪かったので心配しましたが、馬場が良くても悪くても大丈夫だということがわかって、それが収穫でした。使うたびに競馬を覚えてくれて、レース振りも良くなっていますね。前走後は放牧に出し、1月20日にトレセンに戻ってきてからは、ここを目標に調整をしてきました。休ませたことで、馬が成長をした気がしますね。ここまでいろいろと経験して、馬も納得をしたのか、精神的にも大人になりました。坂路での追い切りは、これはデビュー前からのパターンです。今日は53秒ー39秒をちょっと切るくらいの指示を出しておきました。元々、併せると走る馬ですし、今日は気持ちを乗せるために、前に馬を置いて、その馬を目標にして走らせて、予定通りの追い切りができました」

「姉(マイネシェリー)もウチの厩舎にいたのですが、この馬のように他の馬を見つけるとカーッとするところはあまりなかったんですよ。でもオオゾラは、前に馬がいると追いかけようとします。それが長所ですね。ただ、厩舎のまわりを運動している時には、前に馬がいてもカッとなることなく歩いています。手入れ時も手がかからない大人しい馬で、走る時にだけやる気を見せるという、競馬に適した性質の持ち主だと思っています。今回は西からも強い馬もやって来ますし、関東も良血馬が出走してきますが、それらに混じって、印象に残るレースをしてほしいですね」と、レースへの抱負を語った。なお今回は、柴田大知騎手が手綱を取る。

 同厩舎のプリンセスメモリー(牝5)は、日曜、東京10Rの雲雀S(4歳以上1600万下)に出走予定。

「今回はおもしろいと思いますよ。年を重ねてそれなりに折り合いもつくようになりました。あの小さな体で馬の間を割ってきますからね。気持ちで走ってくれる馬です。ものすごく上積みがあるわけではないですけど、十分、好勝負できるだけの状態です」(高橋義博調教師)と、こちらも注目だ。

 やはり同厩舎で、一昨年の中山大障害(J・GI)優勝馬のバシケーン(牡7)は、昨年2月5日の春麗JSで3着後、左前脚浅屈腱炎のために休養をしていたが、昨年の12月22日にトレセンに帰厩後は、ここまで順調に調教を積まれている。この後、3月10日(土)の阪神スプリングジャンプ(J・GII)を使って、4月14日(土)の中山グランドジャンプ(J・GI)に駒を進める予定だ。(取材:佐々木祥恵)

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