競馬学校で成績優秀者に贈られる「アイルランド大使特別賞」を受賞した長岡禎仁(18)は、いきなり東西主場に登場。土曜は阪神で2鞍、日曜は中山で1鞍に騎乗する。「今週初めに北海道であいさつ回りをしたときに、馬主の方がナイク(土曜阪神5R)を用意してくれました」と感謝。和歌山県出身で、家族が阪神まで応援に駆けつける。「蛯名さんのような世界で通用する騎手になりたい」と抱負を語った。
中京で5鞍に騎乗する中井裕二(18)は「誰よりも早く初勝利を挙げて、新人賞を獲れるように頑張りたい」と目標を掲げた。特に土曜の3頭は、すべてが有力馬。「不安がないと言えばうそになりますが、今は“やってやろう”という気持ち」と瞳を輝かせた。野球を9年、水泳を10年続けたスポーツマン。スタートダッシュを決めて同期と差をつけたい。
中京で2頭に騎乗する菱田裕二(19)は「早く競馬に乗って、勝って認められるようになりたい」とはやる気持ちを抑え切れない様子。小学校時代には、地元京都のパープルサンガジュニアで全国大会に出場。同級生の駒井善成選手は、一足早くプロの世界に。「刺激になる。日々向上心を持って、一つでも多く勝ち星を挙げたい」と意気込む。
提供:デイリースポーツ