連覇を狙うレディアルバローザが栗東DPを気分良く駆け抜けた。手綱を持ったまま余力を十分に残してフィニッシュ。6F79秒3-36秒3-12秒0の快時計に、2週続けてまたがった福永は「先週もすごく良かったし、いいですよ。あとは中山の馬場だけ」とコンディションの良くない馬場を気にしながらも、状態面に関しては全く心配していない。陣営も期待を持って送り出す。笹田師は「中山は初めてだけど大丈夫だと思うし、距離も心配していない。ハンデももっと重くなると思っていたので、安心して臨める」と胸を張った。勝ち星から1年遠ざかっているが、復活の下地は整っている。
栗東坂路でイタリアンレッドは、4F55秒5-41秒4-14秒2を刻んだ。力のいる馬場に苦しむラターシュ(6歳1600万下)を突き放して大差先着。4カ月ぶりだが、追われるごとに動きは良化している。ただ、昨年のサマー2000シリーズ覇者に、石坂師は「力はあるかもしれないが、昨年の疲れが抜け切っていない感じはする」と慎重な姿勢だ。
提供:デイリースポーツ