サンカルロ、前走敗因はっきり/高松宮記念

2012年03月20日 12:00

 スプリントGI5度目の挑戦となるサンカルロ。過去の成績は(4)(3)(2)(7)着とあと一歩勝利に手が届いていないが、いずれも僅差で当然今回も首位候補に変わりはない。前哨戦の阪急杯は大外枠も響いて3着に敗退。しかし、「阪神に輸送したにもかかわらず、10キロの馬体増だった。いくから重かった」と大久保洋師が語るように、太めも敗因の一つだ。1週前追い切りは、美浦坂路で4F52秒8-11秒7を馬なりでマーク。柔らかみが増した動きから、順当に上積みが見込める。「今回は絞れて500キロを切る馬体で出走できると思う。精神面にも1回使って、いい意味で気合が乗っている」。直線に坂ができた新しい中京コースなら、待望のタイトル奪取も夢ではない。

 短距離界の新星マジンプロスパーが、虎視たんたんとGI制覇を狙う。地方再転入後、芝に転じて7戦4勝。前走の阪急杯では、好位追走から早めに先頭に立って後続を寄せつけない完璧な競馬を見せた。オープン昇級2戦目で結果を出すあたりが、非凡なセンスの証明だ。1週前追い切りは、栗東CWで6F83秒0-12秒1を馬なりでマーク。スムーズに折り合い、ラストも軽快。状態の良さをまざまざと見せつけた。「これまではレースのあと1週間ほどイレ込んでいたけど、今回は2、3日でいつもの感じに戻った。精神面で大人になっているし、トモもしっかりとしてそれが結果につながっているのでしょう。千二でも対応できます」と宝来助手も自信たっぷり。上昇度ならナンバーワンだ。

提供:デイリースポーツ

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