「中京芝1200m差しが有利」と語る藤岡康太騎手(撮影:井内利彰)
3月11日(日)、中京芝1200mで行われた3歳未勝利を
マジッククレスト(栗東・藤岡健一厩舎)で勝った藤岡康太騎手に
リニューアルされた中京競馬場、特に高松宮記念が行われる芝1200mの印象について聞いてみた。
既走馬相手に差し切り勝ちを見せた初出走の
マジッククレストだが「能力が違ったんで、後方からでも差し切ることができました」と同騎手。DPでの追い切りでは1F10.7秒というラップを刻んだこともある快速馬だっただけに、非凡な能力があったのは確かだろう。
レースを振り返ると、後方から外を回って4コーナーでは大外。直線外に出すのは不利なのか尋ねてみると「もちろんロスはあると思います。でも前に行くと止まると思いますよ。以前の中京のように先行して押し切るのは簡単ではありませんね。僕は差し脚質が有利だと思います」と分析している。
また試乗会で各ジョッキーが口にしていた『外枠は不利』という状況に関しては「もちろん内枠はいいと思いますが、外枠でもそんなに不利だとは思わないですよ」とのこと。馬場の外側にはバンクがあるが「走りやすいですね」ということなので、外を回らされるロスもバンクで相殺できるのかも知れない。(取材:井内利彰)