97年アーリントンC(G3)を制したブレーブテンダー(牡10、栗東・池江泰郎厩舎)が、2日付けでJRA競走馬登録を抹消されることになった。今後は、栗東トレーニングセンターで乗馬になる予定。
ブレーブテンダーは、父Gulch、母Larida(その父Northern Dancer)という血統。半姉はマジックオブライフ Magic of Life(88年コロネーションS-英G1)で、03年クイーンC(G3)を制したチューニー(牝4、美浦・鈴木伸尋厩舎)と同じ牝系になる。
96年11月に阪神の芝1600mでデビュー戦を飾ると、キャリア1戦でラジオたんぱ杯3歳S(G3)に挑み、5月16日に急死したメジロブライトの2着に好走。シンザン記念(G3)5着を挟み、アーリントンC(G3)で重賞初制覇を飾ると、ニュージーランドT4歳S(G2)、NHKマイルC(G1)では共にシーキングザパール(牝10)の2着した。その後は勝ち星に恵まれず、00年1月に障害入り。障害戦ではOP計4勝を挙げるも、重賞には手が届かず、今年2月の淀ジャンプS(OP)10着を最後に引退となった。同期の馬には前述のメジロブライト、シーキングザパールのほか、タイキシャトル、サニーブライアン、スピードワールドなど、既に産駒を競馬場に送り出してる馬も多い。通算69戦7勝(障害37戦5勝)。