鋭い反応で好調ぶりを示した。ヴィルシーナは竹之下(レースは内田博)を背に栗東DPでフェニックスソード(4歳500万)と併せ馬。1秒2追走し、直線では自らハミを取ってグンと加速。馬なりで0秒3先着し、6F77秒0-37秒6-11秒4をマークした。「動きは良かったと思う。思ったよりも時計は速くなったけど、馬なりだから。休み明けも気にしないタイプ」と友道師は納得の表情を見せた。
これまでに挙げた3勝は、距離が千六、千八、二千なら、コースもそれぞれ違う。舞台設定を問わない高い柔軟性を持ち合わせる。「マイルでも阪神でも勝っている。直線が長いのもいい」と指揮官は胸を張る。元大リーガーのオーナー“大魔神”佐々木主浩氏にGI初制覇を届ける態勢は整った。
プレノタートは栗東坂路で安藤勝を背に4F57秒2-42秒1-14秒4。時計は要したが、一度もステッキを使われることなく、軽快なピッチ走法で駆け上がった。「動きはキビキビしていい感じだったよ。こんな馬場で動く感じはない馬だけど、それなりに我慢も利いていたしね」と感触は上々だ。
提供:デイリースポーツ