アンタレスSを制したゴルトブリッツ(左)、右は2着のアイファーソング=阪神競馬場
「第17回アンタレスS・GIII」(ダート1800m)は14日、阪神11Rに16頭で争われ、中団を追走した単勝1.7倍の1番人気ゴルトブリッツが、直線で逃げ粘る11番人気アイファーソング(2着)を交わし、2馬身差をつけて快勝。京都開催の昨年に続く勝利で、連覇を達成した。勝ちタイムは1分49秒9。さらに3/4馬身差の3着には3番人気のシルクシュナイダーが入った。
今年の重賞初制覇となった川田は「負けちゃいけないと思っていました。勝てて良かったです」と胸をなで下ろした。普段よりやや後ろの位置取りになったが、人馬の呼吸は完璧だった。「前走はかなり力んでいたし、自分のリズムで走れるように心がけました。いい感じで走っていました」と振り返る。
着差以上の完勝劇に吉田師も「次は東海S(5月19日・京都)へ。勝ってかぶとの緒を締めたい」と前を向く。鞍上も「秋には強い馬といい勝負をできるよう、とにかく無事に行ってほしいですね」と力を込める。心房細動の影響が心配された休み明けの仁川Sに続いて2連勝。秋のGI舞台へ向けて、勢いは止まりそうにない。
提供:デイリースポーツ