22日(日)に東京競馬場で行われる第47回フローラステークス(オークストライアル・GII・芝2000m)に出走するヘレナモルフォ(牝3歳、美浦・栗田博憲厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。
●ヘレナモルフォについて会津調教助手
「フラワーカップはかなり後ろからつつかれて、速いペースでの逃げになりましたが、自分のペースで行けると相当しぶといところがあるので、いいレースだったと思います。前に行った馬が崩れた中、4着に残りましたから、内容のあるレースでした。
ずっと道悪で走っているので、道悪が得意という印象はありますが、やはり自分のペースで行ければ相当しぶとい、という印象がありますね。以前は競馬を使うたびにカリカリするような面もあったのですが、ここ何戦かはレース後も落ち着いて、いい状態を保てていると思います。
前走後ここに使う、というのは予定通りだったので、順調に、特に変わりなく過ごしています。1週前はメーヴェと併せ馬をやって、無理せず並んでいくまずまずの動きでした。今週もメーヴェと併せ馬をやりましたが、あまり強い調教をしなくてもいいタイプですし、今週も終いで2頭併せる感じで、楽に併入する予定通りの調教が出来ました。使ってきているので、前回と比べて大きく上積みがある、という訳でもないのですが、現状維持で十分にいい状態だと思います。
今回も周りの馬というより、自分の競馬をしてくれれば。特にハナにこだわる馬ではないですが、自分のペースで行ければしぶとさを発揮してくれると思うので、頑張って貰いたいですね。2000mは中山で勝っていますし、距離に関しては延びても全く心配していません。
次に大きな目標がありますから、頑張って欲しいですね。ここでもしぶとい競馬をして、オークスに向かって欲しいと思います」
(取材:大関隼)
提供:ラジオNIKKEI