厩舎期待の良血馬トーセンホマレボシが、重賞挑戦でダービー出走を狙う。前走の大寒桜賞で待望の2勝目をゲット。池江師も「長くいい脚を使ってくれる馬。反応してからの伸びが良かった。着差以上に強いレースでした」と愛馬の好走をたたえる。注目の1週前追い切りは、意欲的に併せ馬を敢行。栗東CWで0秒5追走してケイコ駆けするパートナーに遅れたが、6F83秒7-13秒8(一杯)をマークし、気配は絶好だ。「1週前追い切りでは併せ馬で遅れたが、相手のリルダヴァルが動いたので仕方がない。このひと追いで一変してくれると思います」。偉大な兄トーセンジョーダンが出走できなかったダービーへ、何としても駒を進めたい。
強敵相手に善戦を繰り返してきたショウナンカンムリ。前走のはなみずき賞は中団から力強く抜け出し、後続の追い上げを振り切った。「着差はわずかだったけど、馬場の悪い内に突っ込んで押し切ってくれた」と梅田智師も満足そうに語る。一戦ごとに力をつけており、再度の重賞挑戦でどこまでやれるか見ものだ。1週前追い切りは、栗東坂路で4F54秒1-12秒2を馬なりでマーク。調教では動くタイプだが、追わずに12秒2なら申し分ない。脚さばきもスムーズだ。「(1週前は)ビッシリとやったが、時間帯を考えればいい時計が出た。すこぶる順調です。重賞になるが、距離をうまくこなせれば」。2勝は1800m戦だけに2Fの延長は不安だが、今の充実ぶりなら、一発があってもおかしくない。
提供:デイリースポーツ