日本ダービーに出走するコスモオオゾラ(牡3・高橋義博厩舎)について、陣営に取材した。

【柴田大知騎手】
「追い切りは、軽めのつもりで楽に走らせてあげました。控えめにと考えて乗っていましたが、ハロー明けで、走りやすい馬場だったこともあって、想像以上に時計が出ていました。ホント、楽々、走っていましたし、それだけ具合がいいのでしょう。皐月賞(4着)では、改めて力があるなと感じましたが、今回、追い切りに乗った感触からは、これまでで一番良い状態のように思います。切れる脚を使う馬がいるので、直線の長い東京が必ずしも有利とは言えませんが、スタミナはありますから、2400mの距離は問題ありません。オオゾラは、馬が好きで、他の馬が周りにいた方がいいタイプ。馬ごみの中に入っても平気です。良馬場でも大丈夫ですけど、先週の東京も時計が速かったですから、もう少し時計がかかってほしいですね。雨を降らせてください(笑)」

【枠順発表時に、高橋義博調教師】
「4枠7番ですか。同じ4枠でも偶数の8番が欲しかったですね(笑)。でも、真ん中のちょうど良いところを引けたと思います」

【担当の松倉紀之調教厩務員】
「ともかく、よく寝る馬です。他の馬と比べても、頻繁に寝ています。よく寝るので、疲れも取れやすいのかもしれません。起き上がりやすいように、寝る位置もちゃんと考えているみたいです。時々、顔にボロ(馬糞)が、ベタッとついていることもありますけど(笑)。今回は、いい枠を引きましたね。状態もいいですし、あとは、ダービーに無事出走させることが、僕の仕事ですね」(取材：佐々木祥恵)