後方を追走した2番人気のナンヨーケンゴー(牡、父タニノギムレット、美浦・斉藤)が、直線で最内から抜け出し、新馬Vを決めた。スタートはひと息だったが、楽な手応えで直線に向くと、抜群の瞬発力を発揮した。勝ちタイムは1分51秒3。半馬身差の2着は4番人気のサングブルー、さらに半馬身差の3着には1番人気のフェートグランドが入った。
最後は後続馬に詰め寄られたが、柴田善は「気を抜いていたからね。抜け出す脚が速い。シュッと伸びた」とうなずく。「まだ腹回りに余裕があるなか、これだけの競馬ができた。いいね」。今後は新潟2歳S(8月26日・新潟)を視野に入れて調整していく。
提供:デイリースポーツ