牡馬が相手でも、その性能は見劣らない。今春のヴィクトリアマイルで2着のドナウブルーは、1日の栗東坂路で4F51秒7-12秒0の自己ベストをマーク。ここに向けて順調な調整が続けられる。「調教で手の掛かる馬ではなかったが、体が減りにくくなってきたのは、精神的に大人になってきたのでしょう。コーナーが2つのコースは好走しているので」と古川助手は条件設定を歓迎する。
エーシンリターンズの母エイシンサンサンは、94年小倉3歳S(現2歳S)の覇者。暑さに負けず、越後路で重賞初制覇を狙う。前走の中京記念は過去最高馬体重となる474キロ。結果は14着と崩れた。「さすがに余裕があった。今回は輸送もあるので体は絞れるだろう。新潟の長い直線は合いそうなので、好位でうまく流れに乗れば」と坂口師は前進を期待した。
提供:デイリースポーツ