オールカマーなど重賞3勝シンゲンの半弟ミエノハートハート(撮影:佐々木祥恵)
土曜日新潟5Rの芝1600mでデビュー予定のミエノハートハート(牡/父チチカステナンゴ)と、日曜日新潟5Rの牝馬限定の芝1600mでデビュー予定のサクラディソール(牝/父ダイワメジャー)について、尾関知人調教師のコメント。
【ミエノハートハート】
「重賞勝ちのシンゲンと、ヤングアットハート(現オープンで6勝)の弟になります。ゲート試験もすんなりと受かり、デビューに向けて仕上げてきましたが、途中、熱発をしてしまって1週間程度楽をさせました。そこで一息入りましたが、放牧には出さずに在厩のまま調整し、そこから立て直しました。それでも、その前後にしっかりと乗り込んでいましたので、調教量は十分だと思います。牧場からは、飼葉食いがあまり良くないと聞いていましたが、熱発でひと山越えた後は、しっかりと食べるようになってきました。小柄な馬ですが、体つきも、この馬なりにしっかりしてきました。先週のウッドチップコースで行った追い切りは、もう少し動いてほしいなと思いましたが、今日の坂路での追い切りは、反応が良くなっていましたね。速い時計が出やすい馬場だったこともありますけど、タイムも良かったです。性格は、手のかからないタイプです。入厩当初は、馬がたくさんいる角馬場でカッカする面も見られましたが、今はだいぶ落ち着きも出てきました。軽い馬場が合いそうですから、実戦に行って、芝で良い走りをしてくれそうですね」
【サクラディソール】
「この馬も、ゲート試験にスムーズに受かり、本当に順調に来ています。調教でも特別に良く動くジャパンイモン(7/29・2歳新馬5着)と併せて、よくついていっていましたし、ここまで順調に乗り込んでいます。420キロ前後と小柄な馬ですが、ダイワメジャー産駒らしいパワフルさがありますね。将来的には、ダートも良いのではないかと思うくらいです。今日の追い切りは、古馬と併せましたが、余力があって動きも良かったですし、レースが楽しみですね」(取材:佐々木祥恵)