朱鷺Sで古馬を一蹴した
レオアクティブが、杉浦師を背に美浦Pで追われた。前半で行きたがるそぶりを見せたが、ラストまでしっかりとした脚さばきを披露した。単走で時計は5F66秒0-38秒4-12秒2。指揮官は「予定より時計は速くなったが、動きそのものは良かった」と状態の良さを伝える。春と比較して「走りは良くなっている。ゴムまりみたいに弾んでいた」と成長ぶりを口にした。
春は我の強さを見せていたが「休ませて、落ち着きが出てきた。精神的に大人になってくれればと思っていたから」と担当の長島厩務員は語る。02年NHKマイルCを含む重賞3勝を挙げたテレグノシスを手掛けた腕利きは、思い描いた通りになりつつある姿に納得の表情を見せた。
課題は距離延長。師は「やってみないと分からないが、春よりも成長しているのは確かだから」と半信半疑ながらも手応えをつかむ。テレグノシスや
ショウワモダン(10年安田記念)など、マイル戦でGI馬を輩出している杉浦厩舎。先輩の後を追って、若きエースが昨年の京王杯2歳S以来となる2度目の重賞制覇を狙う。
提供:デイリースポーツ