2日、旭川競馬場で行われた1R・2歳未勝利(ダート1000m、1着賞金20万円)に、昨年8月に北海道を襲った台風10号で氾濫した川に飲み込まれながら、奇跡的に生還したキセキノサイクロン(牝2、北海道・林和弘厩舎)が出走。単勝3.5倍の2人気に支持されたが、スタート直後から後方に置かれ、そのまま最下位の11着に敗れた。勝ったのは佐々木国明騎手騎乗の1番人気コスモメガミ(牝2、北海道・大崎順司厩舎)で、勝ちタイムは1分03秒7(良)。
キセキノサイクロンは、父エアダブリン、母キンコーダイバー(その父ディープダイバー)という血統で、半兄には川崎記念(交流G1)3着があるキンコーバトラ(牡15、父ドウカンヤシマ)、近親には4歳牝馬特別・東(G2)3着のゾウゲブネメガミ(牝17、父ターゴワイス)がいる。8月11日のデビュー戦(旭川・ダート1000m)でも最下位9着に敗れていた。通算成績は2戦0勝。
同じく、昨年襲った台風10号で川に流されながらも生還したスーパーハリケーン(牡2、船橋・及川肇厩舎)は、8月30日に船橋競馬場で行われた3R(ダート1400m)で、デビューから3戦目にして初勝利を挙げている。