開幕週の京都に、西園厩舎の次世代を担う大器マイネルエテルネルが登場。無傷の3連勝へ、準備は万端だ。最終リハは栗東坂路。6日の京都で初陣を迎える、GI2勝馬カレンチャンの半妹プランタンビジュー(2歳新馬)と併せ馬を行った。和田が「スピードの違いで行ってしまう」と話すように、終始、僚馬を頭ひとつリードして直線へ。ラスト1Fでゴーサインが出されると、力強いフットワークで4F52秒4-38秒0-12秒5の好時計をマークした。
最後は1馬身ほど先着。主戦は「もたれるのはもたれるが、前回よりはまし。全体的に馬が良くなっているし、前回よりも雰囲気はいい」とさらなる成長を感じ取った様子。西園師も「先週、今週としっかりとやれている。けさの動きは一段と良くなっていたね」と期待通りの良化に目を細めた。
重賞連勝を狙う舞台は、京都芝外回りのマイル戦。2F延長に和田は「スピードが勝っているが、ガーッと行くタイプじゃない。折り合いさえつけば」と注文を付けたが、克服には自信あり。「折り合いを欠いてまで後ろから行こうとは思っていない。たとえ抜け出して一頭になっても、追えば反応する馬。自信を持って乗ります」と能力の高さを信頼している。
「何も心配はない。できればここでひと息入れたい。勝って朝日杯FSへ」が指揮官が描く青写真。唯一の重賞ウイナーが、格の違いを見せつける。
提供:デイリースポーツ