9番人気の伏兵ブルーボンボヤージ(牝、父メダグリアドーロ、栗東・本田)が息の長い脚を繰り出して新馬勝ちを決めた。道中は後方でじっくり構えて、勝負どころから外を回ってポジションアップ。4角で前を射程圏に入れると、逃げた5番人気ハーデス(2着)とのマッチレースを1馬身1/4差で制した。勝ちタイムは1分56秒2。さらに7馬身と大きく離れた3着は4番人気のカシュクール。1番人気のシゲルアンドロメダは、道中でバカつくなど気の悪さを見せて7着に沈んだ。
太宰は「まだ体が緩いので初戦はどうかと思っていましたが、強かった」と驚きの表情を浮かべたが、本田師は「もともと期待していた馬。体はいいし、性格もおとなしい。追ってから味があるね」と会心の勝利に満足げだった。
提供:デイリースポーツ