坂井千明騎手(53、美浦・フリー)が、4回中山開催(9月11日〜10月3日)をもって現役を引退することとなった。これまで通算199勝を挙げた新潟競馬場での騎乗は、5日新潟12R・3歳上500万下(15着)が最後となり、この日は、11R・新潟2歳Sで誘導馬の騎手を務め、全レース終了後にはウイナーズサークルで引退セレモニーが行われた。なお、今後については未定。
同騎手は70年3月1日にデビューし、同年3月29日に初勝利を挙げる。重賞ではエビスジョウジで87年東京新聞杯(G3)、ラケットボールで90年オールカマー(G3)、マイヨジョンヌで96、97年新潟大賞典(G3)を連覇している。さらに94年ラジオたんぱ賞(G3)を制したヤシマソブリンでは、日本ダービー、菊花賞(共にG1)でナリタブライアンのそれぞれ3、2着に入った。5日終了時点までの通算成績は平地9794戦678勝(うち重賞11勝)、障害57戦10勝(うち重賞0勝)。