白井特別を向正面一気のスパートで制した
チェリーメドゥーサは朝一番の組で坂路に入っての調整。早い時間に1頭で軽快に駆け抜けた。
調教後の関係者への共同インタビューの内容は以下のとおり。
◎
チェリーメドゥーサ(小西一男調教師)
★前回は向正面で一気に出て行って先頭に立って押し切るレースでしたが。
当初は好位置での競馬を指示していたんですが、ちょっと出負けして後ろになったんで松岡君の判断で早めにスパートしてあの馬の良さを生かせたんじゃないかと思います。
★古馬相手に強い内容でしたね。
軽い馬場が合っていてうまくスパートできたので、それをうまく活かせたんじゃないかと思います。
★前々回は体が増えてましたが前回はマイナス10キロということでしたが。
直前まで440キロ台だったんですが、中山までの輸送で10キロぐらい減ってました。でもあの体重がこの馬の春先と比べてもベスト体重でした。
★夏を越しての印象はいかがですか。
札幌のレースを一度使って涼しい所で過ごして、戻ってきてからが暑かったですが、暑さにも対応していましたので、その点はいい過ごし方ができたと思います。
★今回は中3週での競馬になりますが。
使った後も落ち着いて疲れもほとんどない状態でしたので、凄く調整はしやすかったですね。ただ体重は少し減っていましたんで、また輸送もありますし、それで減るのを想定して増やすことに専念していました。
★今日はそのあたりのことを考えての調整でしたか。
調教では先週も今週も普通に時計を出せていますので、それで体重もちょっと戻ってますからいい状態で出せると思います。
★この後、輸送もありますが。
中山への輸送でも10キロ減ってましたので、今回は1泊しますからそこであまり減らないで欲しいと思います。
★精神面、体の面で成長を感じますか。
札幌で滞在して使った時は休み明けということもあってイレ込んでいたんですが、こちらに戻ってからは異常なほど落ち着いています。そういう面で輸送も落ち着いたままで行って欲しいと思っています。
★京都の内回り2000メートルのコースはどうでしょう。
おそらく高速馬場になるでしょうから、その点はいいと思います。距離は2000メートルに延びますし、展開がどうなるかで、何とも言えないところです。
★最後にレースに向けて一言お願いします。
いい状態で出走させられそうですし、輸送だけクリアしてもらって、この馬の良さを生かして乗ってこられればいい結果を出してくれると思います。
(取材:佐藤泉)
提供:ラジオNIKKEI