5日に荒尾競馬で現役復帰が決まっていたダンツフレーム(牡6、父ブライアンズタイム)が、10月の荒尾開催で1走した後に浦和・岡田一男厩舎に移籍する事がわかった。同馬は現在、荒尾・宇都宮徳一厩舎で調整されており、早ければ今月27日に能力検査を行う予定。
ダンツフレームは、父ブライアンズタイム、母インタピレネー(その父サンキリコ)という血統。00年に、栗東・山内研二厩舎から函館(ダート1000m)でデビュー(2着)。2戦目(ダート1000m)で勝ち上がると、ききょうS、野路菊S(共にOP)を連勝し休養入り。年明け初戦となった01年きさらぎ賞(G3)は2着に敗れるが、続くアーリントンC(G3)で重賞初制覇を飾る。続く皐月賞(G1)ではアグネスタキオン(牡6)の2着、日本ダービー(G1)でも、ジャングルポケット(牡6)の2着に好走。その後、勝ち星から遠ざかったが、02年安田記念(G1)2着後、宝塚記念(G1)を1番人気に応えて優勝し、初G1制覇。翌03年には新潟大賞典(G3)を制したが、宝塚記念(G1)7着の後、右前浅屈腱炎を発症し、03年9月に登録抹消。静内・ヤマダステーブルでの種牡馬入りが決まっていたが、故障の回復が順調だったため、オーナーサイドの意向で種牡馬入りせず、公営での復帰が決まっていた。通算成績22戦6勝(うちG1・1勝、ダート2戦1勝)。