長距離コース歓迎!菊花賞獲りを狙うスカイディグニティ(撮影:井内利彰)
今週のピックアップステーブルは、秋華賞にヴィルシーナを出走させる友道康夫厩舎。ヴィルシーナの状態も気になるところですが、コラム『GIドキュメント』などでも情報をお伝えしているので、ここでは来週の菊花賞を予定しているスカイディグニティを中心に、友道康夫調教師にお話しを伺いました。(取材・写真:井内利彰)
10月21日(日)京都11R 菊花賞に出走予定の【スカイディグニティ】について
「これまで菊花賞には2009年にアンライバルド(15着)とアドマイヤメジャー(11着)、昨年はフレールジャック(10着)と3頭使わせてもらいましたが『なんとか距離をこなしてくれれば』という思いでの出走でした。今年のスカイディグニティは距離はどこまで延びてもいいタイプだと思いますから、菊花賞は最高の舞台だと思います。今週の追い切りはCWでアドマイヤレイとの併せ馬だったんですが、いい時計で走れましたよね。春は攻め駆けするアドマイヤレイに遅れていましたが、その馬と互角に動くことができるんですから、確実に成長していますね」
10月6日(土)東京11R オクトーバーSを勝った【ムスカテール】について
「3歳のクラシック路線には乗れませんでしたが、もともと素質の高さに期待していた馬。前走はジョッキーがうまく乗ってくれたこともありますが、完勝のレース内容でしたね。次走はアルゼンチン共和国杯(11月4日・東京芝2500m)へ同じ内田博幸騎手で出走する予定です」
10月8日(月)京都3R 2歳未勝利戦で4着だった【アドマイヤキンカク】について
「結果的にあの位置から前を捕まえるのは難しいですよね。ただジョッキーも現時点のキンカクには競馬を教えたいという意図があるようで、あの位置での競馬になったようです。ジョッキーも能力があることは間違いないと言ってくれていますし、少しずつ内容が良化している点を評価したいですね。ゲート試験でも時間が掛かったように、焦らずゆっくりという気持ちです。次走は11月3日(土)の2歳未勝利(芝1800m)を予定しています」
10月1日(月)阪神11R ポートアイランドSで13着に敗れた【フレールジャック】について
「何もできないまま、力を出せないで終わってしまいましたね。馬体のダメージなどはなかったんですが、リフレッシュの意味も込めて放牧へ出しました。次走は朝日CC(12月8日・阪神芝1800m)を予定。西宮Sを勝った同じ条件であらためてスタート。今度は力を出し切って欲しいですね」