ゴールドシップが早めスパートから先頭に立ち、そのまま押し切って堂々の二冠達成/菊花賞
21日、京都競馬場で3歳クラシックの最終戦・菊花賞(3歳・GI・芝3000m)が行われ、前半ダッシュ付かず後方2番手からの追走となった内田博幸騎手騎乗の1番人気ゴールドシップが、2週目3コーナー手前から先頭集団に並びかけると、3.4コーナーで外々を回って早々と先頭へ。最後の直線もそのまま踏ん張り通して、中団待機から脚を伸ばしてきた5番人気スカイディグニティの追撃を1.3/4馬身差を振り切り優勝した。勝ちタイムは3分2秒9(良)。
さらに2馬身差の3着に、道中後方待機からゴール前よく伸びた7番人気ユウキソルジャーが入った。その後、アタマ差遅れた4着に10番人気ベールドインパクト、5着は11番人気ラニカイツヨシの順で確定。なお、3番人気ロードアクレイムは6着、2番人気マウントシャスタは9着に敗れている。
勝ったゴールドシップは、父ステイゴールド、母ポイントフラッグ、母父メジロマックイーンという血統。
3歳クラシック一冠目の皐月賞を制した後、2番人気で迎えたダービーでは勝ち馬ディープブリランテから0.2秒遅れた5着に敗退。ひと夏を無事に越えた前走神戸新聞杯では、後続を一気に突き放しての大楽勝。ダービー馬の直前リタイアも重なり、圧倒的1番人気の大本命で迎えた最後の一冠。まさに格の違いを見せつける貫録の走りを披露し、2つ目のG1タイトルを奪取して重賞4勝目。通算では6勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆ゴールドシップ(牡3)
騎手:内田博幸
厩舎:栗東・須貝尚介
父:ステイゴールド
母:ポイントフラッグ
母父:メジロマックイーン
馬主:小林英一
生産者:出口牧場
通算成績:9戦6勝(重賞4勝)
主な勝ち鞍:12年皐月賞(GI)