土曜東京のメーンレース、2歳牝馬限定の新設重賞のアルテミスS(芝1600m)に出走予定の
セキショウ(牝2・杉浦宏昭厩舎)、
テンシンランマン(牝2・伊藤伸一厩舎)、
トーセンレディ(牝2・加藤征弘厩舎)、
ネロディアマンテ(牝2・相沢郁厩舎)陣営に取材をした。(取材・写真:佐々木祥恵)
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セキショウについて、杉浦宏昭厩舎の中村調教助手
「今日はウッドチップコースで併せ馬で追い切りました。前走のアスター賞(2歳500万下・芝1800m)で3着後、放牧に出ました。以前は
テンションを上げないようにしていましたが、帰厩してからは、放牧前より大人しいというか、落ち着きが出てきました。欲を言えば、もう少し体がフックラしてくれればいいと思いますが、追い切りの動きは良かったと思いますよ」※抽選の結果除外となりました。
◆追い切りに騎乗した山崎亮誠騎手
「今日は、併せた馬の後ろから行って、直線で併せてからはスッと伸びました。抜けて1頭になったら、少しフワッとしていましたね。前走の3着はソエの影響があったと思いますが、今はその心配もないです。乗りやすくて、コントロールしやすい馬だと思います」※抽選の結果除外となりました。
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テンシンランマンについて、伊藤伸一厩舎の蛭田洋平調教助手
「ジョッキー(田中勝春騎手)が中山よりも、東京コースがあっていると言っていたこともあり、新潟の新馬戦(芝1800m)で2着後は、一度放牧に出ました。前走の未勝利戦(芝1800m)は、マイナス18キロでしたが、細いというより仕上がったということだと思います。東京を狙っての出走でしたので、勝ってくれてホッとしました。使った後は、体は減っていないですし、中間も順調です。今日は勝春(田中)さんが乗って、坂路で追い切りました。後ろから追いかけての併入でしたが、最後は少し出たかなという感じでした。勝春さんも、順調だと言ってくれました。距離は1800から1600になりますが、ゲートも速い方ですし、1ハロン短縮されても大丈夫だと思います。あとは抽選で入ってくれることを祈るだけです」
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トーセンレディについて、加藤征弘調教師
「先週ウッドチップコースで、長めから併せ馬でやっていますから、今日は坂路で追い切りました。以前よりも、ゲートはだいぶ大人しくなりましたし、体の使い方も良くなっています。新馬戦(1800m)を勝っている東京コースは良いと思いますが、その時よりも1ハロン短いのがどう出るかですね」
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ネロディアマンテについて、相沢郁厩舎の馬渕拓也調教助手
「前走のサフラン賞(2歳500万下・牝馬限定)は3着でしたが、切れる脚がないかなという感じがします。スタートが遅いのですが、道中は引っ掛かり気味に進むので、最後のひと伸びが足りないというのもあるかもしれないですね。新馬戦(2着)や未勝利戦(1着)でも、その傾向がありました。前走後も特に問題なく順調に来ていますし、今日の追い切りの動きも抜群でした。デビューから3戦は1400mを使ってきて、今回は1ハロン距離が延びる分、うまく折り合いがついてくれればと思います。1600mをこなしてくれれば、この先も楽しみになりますからね。相手なりに走るタイプですし、重賞でもある程度やれると思いますよ」