ヴィルシーナなど、エ女杯前々日調整速報/栗東トレセンニュース

2012年11月09日 12:05

エリザベス女王杯に向け前々日調整をこなしたヴィルシーナ(撮影:井内利彰)

 普段と変わらず、角馬場でのウォーミングアップに時間を費やして坂路へ移動したヴィルシーナ(栗東・友道康夫厩舎)。同じ時間に坂路に移動したダノンフィーバーが活気溢れる仕草を見せているのに対して、実に落ち着いた雰囲気で坂路のスタート地点の到着。周囲に馬のいない時間帯ということもあったが、行きたがる様子も全くなく、ゆったりとしたキャンターで駆け上がり、4F63.7〜3F47.5〜2F31.8〜1F15.9秒。リズムのよい走りが印象的だった。

 調教が終了し、厩舎へ戻る様子も落ち着き払った感じ。騎乗していた安田晋司調教助手も「順調ですね」と終始笑顔。そばで他厩舎の馬が暴れている場面もあったが、全く我関せずといった感じで、風格すら漂わせている。レース前々日にしてこれだけ落ち着けているのは間違いなくプラスだろう。

 同厩ラシンティランテヴィルシーナの次の乗り番での調教。メニューはヴィルシーナと同じで、角馬場から坂路。こちらは追い切り時と同じように、前にグリッターウィングを置いて我慢させる形でのキャンター。4F62.5〜3F47.0〜2F31.7〜1F15.8秒で抜群の折り合いを見せた。ヴィルシーナの後ろで折り合って、直線外に出せば、弾けるような末脚を使ってくれるのではないだろうか。こちらも落ち着いた様子で厩舎へ戻っていた。

 ホエールキャプチャ(美浦・田中清隆厩舎)は同じく栗東に滞在しているハナズタイガー(美浦・加藤和宏厩舎)と一緒に角馬場へ移動。運動は1頭でゆっくりと行った後で坂路へ移動。時計は465.5〜3F48.1〜2F32.2〜1F15.9秒。栗東滞在も慣れたものなのか、特に気になるような点は一切ない。坂路での追い切りで自己ベストを更新し、テンションの高さなどを心配していたが、そのような様子は全くなかった。(取材・写真:井内利彰)

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