ジャパンカップ(GI)に出走予定の外国勢5頭の今朝の競馬学校での調教状況と、関係者のコメントは以下の通り。なお、スリプトラとソレミアが今日ゲート試験を受けて合格している。
●スリプトラ(牡6・イギリス)
<調教状況>
ポール・デル厩務員が騎乗して速歩200m後、キャンター1800m(1ハロン12〜20秒程度)
<ジョアン・バンクス調教助手のコメント>
「体調は良好です。ニンジンを食べるペースも早くなってきました。今朝の調教も昨日と同様に速歩とキャンターでコースを1周しました。ゲート試験もスムーズに終わり安心しました。明日の調教については調教師と相談してから決めますが、今日と同じような内容になると思います」
●ジャッカルベリー(牡6・イギリス)
<調教状況>
アレックス・ケアンズ厩務員が騎乗して左回りで常歩400m後、速歩1000m、常歩400m、
軽めのキャンター1600m(1ハロン22秒程度)
<アレックス ケアンズ厩務員のコメント>
「調子は良く、食欲も旺盛です。今日の調教は、じっくりと常歩と速歩を行い、その後に軽めのキャンターでコースを1周しました。この馬は初めての日本のレースになりますが、メルボルンカップ(G1)の時と同様に上手にこなしてくれると思います」
●マウントアトス(セン5・イギリス)
<調教状況>
デイジャシ・デ・ソウサ厩務員が騎乗して左回りで常歩400m後、速歩1600m、常歩1200m
<チャールズ・ウィリアム・ヘンソン調教助手のコメント>
「疲労もなく、食欲も旺盛で良い状態にあります。本日の調教では、速歩を長めに行いました。初来日になりますが、馬の手ごたえは良いです。ジャパンカップでも上手く走ってくれると良いですね」
●レッドカドー号(セン6・イギリス)
<調教状況>
ロビン・トレヴァー調教助手が騎乗して左回りで速歩1000m後、常歩400mと速歩1400m
<ロビン・トレヴァー調教助手のコメント>
「今の状態は最高だと言えます。今朝の調教では速歩でコースを2周しました。日本の競馬で走るのは初めてですが、状態も良いのでレース本番も頑張ってくれると思いますよ」
●ソレミア(牝4・フランス)
<調教状況>
ジェレミー・コーヘン調教助手が騎乗して左回りで常歩400m後、速歩800m、常歩400m、
軽めのキャンターを2000m(1ハロン31〜37秒程度)
<ジェレミー・コーヘン調教助手とステファン・デュプレ厩務員のコメント>
「輸送の疲れは完全になくなり、昨晩は日本に来てから初めていつも通り良く眠れたようです。食欲も戻り、飼い葉の量もフランスに居る時と変わりません。日本での生活がこの馬には合っているようです。今朝の調教では、常歩と速歩を織り交ぜながら馬場を1周した後、軽めのキャンターを1周半くらいやりました。乗った感触としては、落ち着いていて良かったです。凱旋門賞のレース後に、フランスで3度強めの調教を行いましたが、とても上手くいきました。その状態を維持しながら、今は順調に仕上がってきています。日本の馬場はフランスに比べると硬いと聞いているので、レース当日に雨でも降ってくれたら嬉しいですが、騎乗予定のオリビエ・ペリエが日本の馬場に慣れているので問題はないと思います」
(JRA発表による)
提供:ラジオNIKKEI