コディーノが無傷の3連勝で重賞2勝目を挙げた(撮影:下野雄規)
17日、東京競馬場で来年のクラシック戦線を占う中距離重賞・東京スポーツ杯2歳S(2歳・GIII・芝1800m)が行われ、1番枠からスタート五分に出て道中4〜5番手の内目でじっと待機していた横山典弘騎手騎乗の1番人気コディーノ(牡2、美浦・藤沢和雄厩舎)が持ったままで残り400mを迎えると、残り200mを手前にして難なく先頭へ。道中後方待機策から大外伸びて浮上してきた3番人気レッドレイヴン(牡2、美浦・藤沢和雄厩舎)に、最後は1.3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイム1分46秒0(良)は、レコードタイム。
さらに1.1/4馬身差の3着に、中団から直線脚を伸ばした7番人気インプロヴァイズ(牡2、美浦・堀宣行厩舎)が入った。4着は5番人気ケンブリッジサン(牡2、美浦・星野忍厩舎)、5着は13番人気バッドボーイ(牡2、栗東・河内洋厩舎)で確定。
なお、2番人気サトノノブレス(牡2、栗東・池江泰寿厩舎)は6着に敗れている。
勝ったコディーノは、父キングカメハメハ、母ハッピーパス、その父サンデーサイレンスという血統。来年のクラシック戦線の覇権を睨み、西から、そして同じ厩舎からも強豪が集結したこのレース。デビュー2走目で札幌2歳Sを圧勝した実力をいかんなく発揮し、楽々と抜けてデビューから無傷の3連勝を達成。2歳秋にして、早くも中距離重賞2勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆コディーノ(牡2)
騎手:横山典弘
厩舎:美浦・藤沢和雄
父:キングカメハメハ
母:ハッピーパス
母父:サンデーサイレンス
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム
通算成績:3戦3勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:12年札幌2歳S